A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

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2016/2/26

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が、過去最多レベルで流行しています。2月1日から7日までの定点当たり報告数(1医療機関当たりの平均報告数)は5週連続で増え続け、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、どのような病気で、どのように予防したら良いのでしょう。ここでは、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎についてご説明します。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群溶血性レンサ球菌による上気道の感染症です。
A群溶血性レンサ球菌は、菌の侵入部位によって様々な症状を引き起こします。日常よく見られる疾患として、急性咽頭炎の他、膿痂疹、蜂窩織炎などがあります。

A群溶血性レンサ球菌

A群溶血性レンサ球菌 電子顕微鏡写真

感染経路

  • 患者の咳やくしゃみのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる飛沫感染。
  • 細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染.。

が主な感染経路です。

症状

2~5日の潜伏期間の後、発熱、全身倦怠感、のどの痛み、頸部リンパ節の腫れ、発疹(猩紅熱)、苺舌(舌に苺のようなブツブツが発生する)などが見られます。しばしば嘔吐を伴います。
合併症として、肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。

治療

抗生剤による治療を行います。症状が改善しても、細菌が残っていれば再発の恐れがあります。合併症を防ぐため、抗生剤は処方どおりに最後まで飲むことが大切です。

予防

予防接種はありません。
手洗い、うがいを徹底しましょう。また、患者との濃厚な接触を避けましょう。

手洗い   うがい

発熱、のどの痛みがある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けましょう。
当院では、迅速診断キットによる検査を実施しております。ご相談ください。

出典:
IDWR:感染症の話 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎‐国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03-37/k03_37.html

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 Group A streptococcal pharyngitis‐東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/group-a/

 

 

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